ペアコイル
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製品特徴
INDEX
豊富な保温材厚みをラインアップ
ダブル高断熱ペアコイル
※VRVの液管温度は高く、結露の心配はありません。(K-HPH,K-HPHEをご使用ください)結露特性線図比較(計算値)
・液管温度10℃ ・ガス管温度5℃
防露性能比較試験
下記条件にて6時間運転後の保温材表面を観察
・雰囲気温度 35℃ ・液管温度 10℃・相対湿度 80% ・ガス管温度 5℃
保温材厚10mm仕様ラインアップ追加
空調配管用吊金具
配管施工の効率化をサポート
- ロック機構でワンタッチかんたん固定
- 背合わせが可能なので少ないスペースでも作業がかんたん
- 仮置きが可能 配管を乗せて施工が可能
詳細は「空調配管用吊金具」を参照ください。
国土交通省標準仕様書による保温材仕様の規定について
《難燃性》
平成25年4月1日より、難燃性保温材の仕様が規定されました。弊社では全ての被覆冷媒配管用保温材は難燃仕様です。
《保温材厚み》
令和4年4月1日より、液管の保温材厚みは配管サイズ問わず10mm 以上と規定が変更されました。
これまで液管の呼び径がφ9.52 以下の場合には、保温材厚さが8mm 以上で適用できましたが
今後液管の保温材厚みは、配管サイズを問わず10mm 以上が必要です。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)【令和4年版】適合の是非は各製品の「国土交通省標準仕様書適合」欄をご確認ください。
【ご注意】
- 保温材厚みの選定は、使用環境における最悪条件が結露特性線図の非結露域にあることを確認してください。
- 保温材は最大2% 程度収縮しますので、保温材接続部は収縮による引張力に耐えうる処置を行ってください。保温材接続に関する詳細は、弊社技術資料「冷媒被覆銅管 仕様書」をご確認ください。
- 保温材は難燃性を有しておりますが、ろう付け時のバーナーの炎及び伝熱による発火、溶融、損傷にはご注意ください。
- ペアコイルの液管とガス管を分割する際は、保温材の破れに注意してください。特にK-HPH,K-HPK,K-HPHEシリーズは保温材を強めに融着しています。万が一保温材が破れた場合には、保温材用粘着シート等で補修してください。
- φ19.05×1.2 コイル銅管をフレア加工する場合、銅管肉厚に対応したフレアツールを使用して加工ください。また、加工後のフレア外径寸法は使用冷媒に応じ、以下の寸法であることを確認してください。
第1 種冷媒(最高使用圧力3.45MPa 以下)の場合 22.9~23.3mm
第2 種冷媒(最高使用圧力4.30MPa 以下)の場合 23.6~24.0mm - K-HS7E は第1 種冷媒対応(最高使用圧力3.45MPa 以下)の為、R32,R410Aには使用できません。
- φ28.58×1.0,φ31.75×1.1,φ34.92×1.2,φ38.10×1.35,φ41.28×1.45,φ44.45×1.55 直管を第2種冷媒(R32,R410A等)に適用する目的でベンダー曲げ加工する場合、曲げ半径は配管外径の4倍以上のベンダーを使用してください。
倍未満のベンダーを使用した場合、冷凍保安規則関係例示基準による肉厚規定を満たしません。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)適合の是非は各製品の「国土交通省標準仕様書適合」欄をご確認ください。
被覆冷媒配管 蟻の巣状腐食と施工上の注意点
1. 蟻の巣状腐食とは
被覆冷媒配管の銅管において、ごくまれに蟻の巣状腐食が発生する場合があります。蟻の巣状腐食とは、銅管表面に発生した微細な腐食孔が内部に進行する特異な腐食であり、腐食形態が蟻の巣状に似ていることから“蟻の巣状腐食”と言われています。蟻の巣状腐食の一般的な発生メカニズムは、各種有機物が加水分解し蟻酸や酢酸等のカルボン酸を腐食媒体として発生します。腐食媒体生成の可能性は、下記の化学製品の影響が考えられております。
- ロー付けフラックス、潤滑油、加工油等に含まれるホルムアルデヒド
- アルコール系溶剤を含む、酸化防止剤、殺虫剤、化粧品等
- 食用酢や調味料に含まれる酢酸
また、酸性雨や結露水などの環境因子により同腐食が促進されると指摘されています。
2. 施工上の注意点(蟻の巣状腐食発生の低減策)
- 蟻の巣状腐食は、酸素、水分、腐食媒体の3つが存在する環境下において発生頻度が高まります。配管施工時には下記の点にご注意願います。
- 保温材と銅管の隙間に結露水または雨水が浸入しないようコーキング処置などで完全にシールしてください。室外機の下向き配管は特にご注意ください。(右図参照)
銅管ロー付けする際は、アルコール系溶剤を含む酸化防止剤を使用しないでください。